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休日の朝を寝だめにしないと、趣味の何が変わるのか
休日は昼まで寝ていたい気持ちはよくわかる。それでも早起きした朝に趣味をやってみると、光や静けさの質が違って感じられた。自分の失敗談も含めて書く。
休日は昼まで寝ていたい。その気持ちはよくわかる。自分もかつては寝だめ派だった。ただ、昼過ぎに起きてスマホを眺めているうちに夕方になり、「今日は何をしていたんだっけ」という気分で日曜の夜を迎えることが続いて、少し早起きを試すようになった。
早朝の何が違うのかというと、まず通知やメールが来ない時間帯だということだ。夜は一日働いた脳が疲れていて、何かを受動的に消費する方向に向きやすい。朝はその逆で、まだ世界が静かなぶん、同じ趣味でも向き合い方が少し変わる。
写真や絵を趣味にしているなら、日の出直後のいわゆるゴールデンアワーの光は別物だ。低い位置から差す柔らかい光が長い影を作り、昼間なら平凡に見える街角が違って見える。ツーリングも、渋滞のない道を走れるという実利以上に、人のいない景色を独占している感覚がある。カフェの開店直後の30分は、他の客がまだ少なく、難しい本を読むにはちょうどいい静けさになる。
早起きより、前夜の切り上げ方
気合で早起きしようとすると長続きしない。自分の場合、夜にやっていた楽しいこと——本の続きや観たかった映画——を、あえて途中でやめて翌朝に回すようにしてから、少し楽になった。「早く続きがしたい」という気持ちのほうが、二度寝の誘惑より強くなる。
実際に失敗した話
混雑を避けようと早朝に出発したかき氷店で、開店が10時半だと知らず2時間半待ちぼうけを食らったことがある。近くの神社を散歩することになったが、これはこれで悪くない時間だった。
金曜の飲み会で寝たのが深夜2時、それでも早朝撮影のために5時に起きたときは、現地で頭がまわらず、帰りの運転で強い眠気に襲われてサービスエリアで3時間眠る羽目になった。睡眠を削ってまでの早起きは、単純にパフォーマンスを落とすだけだった。
春先の朝にランニングへ出たら薄着すぎて5分でお腹が冷えて撤退したこともある。朝の気温はその日の最低気温に近いことが多く、日中の感覚で服を選ぶと痛い目にあう。
早起きを義務にすると長続きしない。平日はぎりぎりまで寝て、週末だけ早く起きる程度でも十分だし、布団が気持ちよければ二度寝すればいい。起きなきゃいけないから起きるのと、起きたいから起きるのとでは、休日の流れ方が少し違って感じられる。
