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鉢や道具の手入れは、結局どこまでやる価値があるのか
テラコッタは乾拭き、金属は防錆、木は年に一度のオイル。ガーデニング道具の手入れについて、実際にやってみて続いたものと続かなかったものを分けて書く。
ガーデニング用品を選ぶとき、植物そのものより先に鉢や道具の話をするのは順番が変に見えるかもしれないが、実際に長く使うかどうかは道具の選び方でかなり変わる。素材ごとの特徴と、手入れをどこまでやっているかを書いておく。
素材の違いは、見た目より先に機能に出る
テラコッタは多孔質で、鉢自体が水分を通す。乾きが早く根腐れしにくい一方、水切れも起きやすい。使い込むと表面に白い塩類の膜や苔がつくことがあり、これは汚れというより素材の性質上避けにくいものだ。
金属製の鉢は軽く、直線的な見た目でインテリアに馴染みやすいが、熱を伝えやすいので夏場は鉢カバーとして使い、実際に植物が入るのは中のプラスチック鉢、という組み合わせにした方が根への負担が少ない。錆は進むが、定期的に乾拭きすれば進行を遅らせられる。
木製の道具は断熱性があり、扱いやすい反面、年に一度くらいオイルを塗り直さないと表面が荒れてくる。これは他の素材にはない手間で、続けるかどうかは正直好み次第だと思う。
室内と屋外の色をそろえる、という工夫
室内の床や家具で使っている色を、外の鉢やラックにも部分的に取り入れると、窓越しに見たときの連続感が出る。これは体感的な話でしかないが、色数を絞ると雑多な印象が減るのは実際そうだと思う。白とグレーだけに絞る、というくらいの単純なルールでも十分効果がある。
手入れは、続くものと続かないものがある
テラコッタの土汚れをぬるま湯とブラシで落とす、金属に防錆スプレーを吹く、木にオイルを塗る。どれも儀式というほどのことではなく、単に劣化を遅らせるための作業だ。実際にやってみると、手間のわりに効果が体感しにくいものは自然とやらなくなる。うちでは金属の乾拭きは続いているが、木のオイル塗りは去年から止まっている。それで特に困ってもいない。
鉢を割った、植物を枯らしたということもある。そのとき考えるのは、日当たりが合っていなかったのか、水やりの頻度が悪かったのか、素材が自分の生活には重すぎたのか、というくらいのことで、それ以上の意味づけをする必要はないと思っている。
