ficus.life/趣味
目次
トイレのドアだけを、リメイクしてみる

トイレのドアだけを、リメイクしてみる

面積が小さく、失敗しても被害が少ない場所として、トイレのドアはDIYの練習に向いている。賃貸でも試せる範囲の手順と、実際につまずいたところをまとめた。

TOMOAKI··趣味

模様替えの対象として、真っ先に候補に挙がる場所ではないと思う。トイレのドアは新築時のままの木目や、長年ついた小さな傷を、なんとなく見慣れてしまったまま放置しがちな場所だ。ただ面積が小さい分、リビングの壁を塗り替えるよりずっと手軽に試せる場所でもある。

準備でほとんど決まる

「貼った後にシワが寄った」「数日で剥がれてきた」という失敗の多くは、準備不足が原因だった。見た目がきれいでも、ドアの表面には皮脂やワックスが残っている。アルコールや薄めた中性洗剤で念入りに拭き上げてから貼らないと、どんなに質のいいシートでも数ヶ月で端から浮いてくる。

もう一つ見落としがちなのが、ドアの厚みの分だ。正面だけ貼ると横から元の色が見えて、一気に手作り感が出てしまう。厚み分に二センチほど余白を足してカットしておくと、仕上がりの印象がかなり違う。

気泡との付き合い方

リメイクシートを貼るときに誰もが直面するのが気泡だ。霧吹きで表面を軽く湿らせてから貼ると、粘着力が一時的に弱まって位置調整がしやすくなる。角や凹凸のある部分はドライヤーで軽く温めるとシートが柔らかくなり、思ったより素直にフィットする。それでも抜けない気泡は、裁縫用の針で小さな穴を開けて空気を逃がせば目立たなくなる。

賃貸なら、剥がせるタイプの粘着力を、目立たない場所で先に試しておいた方がいい。プリント紙仕上げの古いドアは、剥がすときに表面ごと持っていかれることがある。

ドアが仕上がると、しばらくはその前を通るたびに眺めてしまう。多少の気泡やシワが残っていても、それはそれとして受け入れている。完璧を目指すより、まず一度手を動かしてみる方が、結局は近道だったように思う。