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大学生の自由時間は、意外と扱いにくい

大学生の自由時間は、意外と扱いにくい

就活に有利かどうかを一旦外して、p5.jsで意味のない模様を描いてみる。大学生の自由時間をどう扱うか、プログラミング・焙煎・路上観察という方向の違う過ごし方から考える。

TOMOAKI··趣味

大学生活は、人生の中でも自由な時間が特に多い時期だとよく言われる。ただ、自由な時間というのは、思っているほど扱いやすいものではない。何をすればいいかわからないまま、SNSを眺めて一日が終わることも珍しくない。

「役に立つか」を一度脇に置く

就活に有利かどうか、スキルとして語れるかどうか。そういう基準で過ごし方を選ぶと、選択肢は自然と絞られていく。ただ、その基準だけで選んだ時間は、後から振り返って「何か身についた」という感覚が薄いことが多い、というのが自分の経験だった。

試しに、その基準を一旦外して、方向性の違う過ごし方をいくつか並べてみる。

作ることに時間を使う

プログラミングは、便利なツールを作るための手段だと思われがちだが、コードを書くこと自体を、頭の中の景色を形にする作業として捉えることもできる。就職のためではなく、p5.jsのようなアート寄りのライブラリで、意味のない模様を描いてみるだけでも、道具としての側面とは違う面白さがある。

コーヒー豆を自分で焙煎するのも、同じように「作る」時間だ。生豆が色を変えていく数十分、パチパチという音と匂いの変化を追うだけの単純な作業だが、翌朝の一杯のために前日に豆を焼く手間が、生活のリズムに小さな区切りを作ってくれる。

読むこと、観察することに時間を使う

系統立てて本を読むのも、大学の図書館ならではの過ごし方だと思う。断片的なニュースの代わりに、一つのテーマ(中世史でも記号論でも)を決めて関連する本を数冊まとめて読むと、世界の見え方が少し変わる。

路上観察も、お金をかけずにできる遊びだ。街中の「意味のない階段」や「塞がれた扉」を探して歩く。目的を持って歩くだけで、通学路が発見の連続に変わる、というのは大げさな言い方かもしれないが、実際にやってみると悪くない。

形にならなくても構わない

これらの過ごし方に共通しているのは、就活で語れるエピソードになるかどうかとは無関係だという点だ。何の役にも立たないけれど、やっている間は時間を忘れる。そういう瞬間があったこと自体が、後になって案外大事だったと気づくこともある。

SNSで反応をもらうための活動に疲れているなら、記録は自分だけが見るノートに書き留めるくらいがちょうどいい。完璧に準備してから始める必要もない。今あるもので、今日から始めてみればいい。

どれも面白そうだけど自分に合うものがわからない、というときは、6問の選択を3つのアーキタイプに数えるだけの簡単な診断も置いている。AIは使っていない。