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趣味診断(12問)で出る4つのタイプのひとつ。 自分でも診断する

没入と遮断

The Diver 区分:刺激の回避

頼まれごとや連絡や人の気配から離れる側の答えが、いちばん多かった結果。この区分が借りた研究の定義は、何かにのめり込むことより、静けさと、日常から距離を取ることのほうに寄っている。名前の「没入」は前の版の言い方で、数えているのは「遮断」の側だけだ。

離れたいのは、人なのか、予定なのか、画面なのか。三つのうち、どれが抜けたら足りるのか。

ところで

試験勉強中の大学生148人にコーヒーとクッキーの引換券を配り、一方には「何時何分に来る」と時刻を決めさせ、もう一方には、たとえば「18時から20時のあいだのいつでも」のように、2時間の幅を持たせた。引き換えに来た54人に聞くと、休憩の楽しさは、時刻を決めた側が9段階で6.48、幅を持たせた側が7.57だった。ただし来た人の割合は、時刻を決めた側が49%、幅を持たせた側が26%で、楽しさは下がっても来る人は増えており、著者らも来た人だけに聞いた点を限界として書いている。

Tonietto & Malkoc 2016

この診断にできないこと

12の質問に答えると、7つの動機の質問で選んだ答えを4つの区分に数え、いちばん多かった区分を出します。区分は、Beard と Ragheb が1983年に作った余暇の動機の尺度の、知的・社会的・有能さと熟達・刺激の回避という4つの考え方を借りたものです。質問の文は、その尺度の項目ではなく、筆者が書きました。信頼性も妥当性も確かめていないので、出てくるのは測定の結果ではなく、答えがどちらに寄っていたか、だけです。

4つの答えから1つを選ぶ形なので、ある区分を多く選べば、ほかは必ず少なくなります。誰かと比べて「知的が高い」と言える数字ではありません。選ばなかった区分を、求めていないとも言えません。

候補の趣味は、筆者がそれぞれの趣味に「どの区分の側面が強いか」を0から2で付け、答えの偏りと形が近いものを選んでいます。この付け方は筆者の見立てで、研究で確かめた対応ではありません。性格と余暇の活動の関係を調べたある研究では、55の組み合わせのうち相関がいちばん強いものでも r=.41 でした(下の「ところで」)。研究の分類は「学ぶ活動」「人と会う活動」くらいの粗さで、「陶芸」と「ボルダリング」を区別できる研究は見当たりませんでした。だから候補には、当たる確率ではなく、選んだ理由を書いています。見立ての数字がまったく同じ趣味もあり、そのときどれが出るかは、答えの並びで決まります。

「言っていることと、やっていること」の食い違いは、二つの答えを並べて機械的に出しています。この1年の過ごし方には、時間やお金や住んでいる場所も映るので、食い違いが本当の好みを示すとは限りません。

結果に名前がついていると、当たっている気がしてくるものです。その感覚は、当たっていることの証拠にはなりません。生成AIも、回答から何かを推定する仕組みも使っていません。

ところで

19〜26歳と57〜81歳の215人で、性格の5つの特性と11種類の余暇活動の相関を調べた研究では、いちばん強かったのは「開放性」と、学ぶ・新しいことを身につける類の活動の r=.41 だった。外向性と、親しい人との社交は r=.34。55の組み合わせの大半は .30 に届かず、r=.41 でも、活動のばらつきのうち性格で説明できるのは2割に満たない。

Jopp & Hertzog 2010

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出典

  • Beard, J. G., & Ragheb, M. G. (1983). Measuring leisure motivation. Journal of Leisure Research, 15(3), 219–228.(原典の本文は確認できていない。4つの区分の名前と定義は、後続の資料の記述による。項目文は使っていない)
  • O'Keefe, P. A., Dweck, C. S., & Walton, G. M. (2018). Implicit theories of interest: Finding your passion or developing it? Psychological Science, 29(10), 1653–1664.(全文)
  • Jahner, E. E. (2021). Can you develop new interests? An improved instrument for measuring implicit theories of interest development. Frontiers in Education, 6, 646970.(全文)
  • Read, D., & Loewenstein, G. (1995). Diversification bias: Explaining the discrepancy in variety seeking between combined and separated choices. Journal of Experimental Psychology: Applied, 1(1), 34–49.(全文)
  • Tonietto, G. N., & Malkoc, S. A. (2016). The calendar mindset: Scheduling takes the fun out and puts the work in. Journal of Marketing Research, 53(6), 922–936.(全文)
  • Jopp, D. S., & Hertzog, C. (2010). Assessing adult leisure activities: An extension of a self-report activity questionnaire. Psychological Assessment, 22(1), 108–120.(全文。研究2の表7)
  • Gilbert, D. T., Killingsworth, M. A., Eyre, R. N., & Wilson, T. D. (2009). The surprising power of neighborly advice. Science, 323(5921), 1617–1619.(全文)
  • Levine, L. J., Lench, H. C., Kaplan, R. L., & Safer, M. A. (2012). Accuracy and artifact: Reexamining the intensity bias in affective forecasting. Journal of Personality and Social Psychology, 103(4), 584–605.(全文)
  • Macnamara, B. N., Hambrick, D. Z., & Oswald, F. L. (2014). Deliberate practice and performance in music, games, sports, education, and professions: A meta-analysis. Psychological Science, 25(8), 1608–1618.(全文)

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