学習・自己啓発をしている人の割合と、自分の位置
過去1年間に、仕事や学業とは別に何らかの学習・自己啓発・訓練をした人は、10歳以上の40%(約4,456万人)。種類ではパソコンなどの情報処理(16%)がいちばん多く、家政・家事(14%)が続く。
語学、パソコン、資格の勉強、教養など、9つの種類ごとに、過去1年間にした人が何%いたか。性別と年齢を入れると、同じ性別・年代の中での割合に切り替わります。したものを選んで日数を入れると、した人の中で何番目のあたりかも出します。
種類ごとの、した人の多い順
日本全体(10歳以上)
- 1パソコンなどの情報処理ソフトの使い方、プログラミング、ITパスポートなど16%約1,852万人
- 2家政・家事料理、裁縫、編物、着付など14%約1,520万人
- 3英語英会話、英語検定など13%約1,440万人
- 4芸術・文化絵画、楽器演奏、写真、書道など11%約1,254万人
- 5人文・社会・自然科学歴史、経済、数学、生物、法律、宅建・行政書士など10%約1,104万人
- 6商業実務・ビジネス関係簿記、会計、マーケティング、中小企業診断士など8%約953万人
- 7その他一般教養、自動車の運転技能、栄養・調理など8%約890万人
- 8英語以外の外国語中国語、韓国語、フランス語など4%約472万人
- 9介護関係在宅介護、介護福祉士など4%約407万人
割合は、日本全体(10歳以上)のうち過去1年間に1日でもした人。人数は統計の推計(千人単位)で、1万人以上は万人に丸めたもの。「—」は表の上で0の区分。2種類以上した人はそれぞれに数えるので、足しても上の「何らかの学習をした人」にはなりません。
自分がしたものを選んで、日数の位置を見る
入力比べる相手
過去1年間にしたものを選ぶ(いくつでも)
上で選ぶと、日本全体(10歳以上)のうち何%がしていたかと、日数を入れたときの位置が、ここに出ます。
この数字が数えているもの
総務省の社会生活基本調査は、10歳以上の人に、過去1年間に学習・自己啓発・訓練をしたかどうかを、種類ごとに尋ねている。数えるのは個人の自由時間の中でしたものだけで、仕事として受けた研修や、学生が授業や宿題としてしたものは入らない。独学でも、講座や通信教育でも、方法は問わない。
種類は、英語、英語以外の外国語、パソコンなどの情報処理、商業実務・ビジネス関係、介護関係、家政・家事、人文・社会・自然科学、芸術・文化、その他の9つ。資格の勉強は、内容によって分かれる。簿記や中小企業診断士は商業実務・ビジネス関係、宅地建物取引士や行政書士は人文・社会・自然科学、介護福祉士は介護関係に入る。
日数は、種類ごとに7つの区分で尋ねている。全部の種類を合わせた日数は集計されていないので、ここでは種類ごとに位置を出す。
ここでの割合は、1年のうち1日でもした人のもので、ある1日にした人の割合とは数える範囲がまるで違う。ある1日に何分したかは、同じ調査の生活時間の表から、勉強時間(学業以外)の平均と、自分の位置で見られる。
数えている1年間は、2020年10月から2021年10月まで、新型コロナウイルスの流行が続いていた時期にあたる。次の調査は2026年10月に行われた。その結果が公表されたら、差し替える。
表を見て、意外だったこと
何らかの学習をした人の割合(10歳以上)は、1996年30.6%、2001年36.2%、2006年35.2%、2011年35.2%、2016年36.9%、2021年39.6%と動いてきた。外出の控えられた2021年が、1996年から並べた中でいちばん高い。調査の時期が流行と重なったことが、上げる向きに働いたのか、下げる向きに働いたのかは、この表からは分けられない。
いちばん多くの人がしていたのは英語ではなく、パソコンなどの情報処理だった。20代前半の30%をピークに下がっていくものの、40代から60代前半までは15〜17%でほぼ横ばいが続く。英語は10代前半の43%から、20代前半で27%、20代後半で15%と、学校を出るころに急に減る。
家政・家事(料理・裁縫など)をした人は、日数が多い。日数の分かる人のうち、年に200日以上(週に4日以上)が30%を占める。商業実務・ビジネス関係では9%。同じ「学習」でも、生活の中で毎日のように続くものと、年に数日から数十日のものが多い種類とでは、日数の分布の形がまるで違う。
10代前半では女性(58%)が男性(54%)を上回るが、85歳以上では男性21%に対して女性13%と、向きが逆になる。
位置が分かっても、決まらないこと
した人が少ない年代にいるからといって、遅れているわけではないし、日数が多いからといって、身についているとも限らない。この統計が数えているのは、した日数であって、何がどれだけ身についたかではない。割合はあくまで、ほかの人が過去1年間にどう過ごしたかの記録である。
大人になってから学ぶとき、脳に何が起きているかを研究から読んだものは、十七歳と六十代のあいだの記事に書いた。趣味・娯楽やスポーツをした人の割合は、趣味の人口と、自分の位置で、同じ調査から見られる。
よくある質問
「学習・自己啓発・訓練をした人」とは、どのくらいしていた人ですか?
過去1年間(2020年10月20日〜2021年10月19日)に、個人の自由時間の中で1日でもした人です。年に1日だけの人も、毎日の人も同じ1人と数えます。社会人が仕事として行うもの(業務としての研修など)や、学生が学業として行うもの(授業や宿題など)は入りません。
全部の種類を合わせた、1年間の学習日数の位置は出せませんか?
出せません。調査は、日数を種類ごとに尋ねていて、「どれか一つでもした人」の日数は集計されていません。英語を週に1日、パソコンを週に1日した人が、合わせて週に1日なのか2日なのかは、回答からは分からないためです。この道具では、種類ごとに日数の位置を出しています。「その他」は日数を尋ねていないので、割合だけです。
日数の位置は、どう数えていますか?
調査は日数を「年に1〜4日」「年に5〜9日」「年に10〜19日」「年に20〜39日」「年に40〜99日」「年に100〜199日」「年に200日以上」の7つの区分で尋ねています。入れた日数がどの区分に入るかを決め、その種類をした人を日数の多い順に100人並べたとき、その区分の人が前から何番目から何番目までを占めるかを示します。区分の中では誰が前かが分からないので、1点ではなく幅になります。日数が分からないと答えた人は除いています。
入力した値は送信されますか?
選んだ種類や年齢、日数の値そのものは送信しません。計算はすべてブラウザの中で行い、押したボタンの文字もアクセス解析に記録しない設定にしています。ただし、サイト全体で使っている解析ツールは、どのページでも画面上のクリックやマウスの位置を記録することがあり、ボタンを操作した位置から、選んだものがおおよそ分かる場合があります。Xなどで結果を共有した場合は、比べる相手(性別・年代)と、結果の先頭に出ている種類とその割合を含む文が共有先に渡ります。
数字はいつのものですか?
2021年10月に行われた調査で、新型コロナウイルスの流行が続いていた時期の1年間を数えています。教室や講座に通うものは減り、オンラインや独学でするものは増えた可能性がありますが、この統計からはどちらの向きにどれだけ動いたかは分かりません。次の調査は2026年10月に行われました(項目の名前は「学習・研究活動」に変わっています)。結果が公表されたら差し替えます。
出典
総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」生活行動に関する結果、学習・自己啓発・訓練 第1-1表「男女,ふだんの健康状態,頻度,年齢,学習・自己啓発・訓練の種類別行動者数(10歳以上)-全国」、第1-7表「同,種類別平均行動日数(10歳以上)-全国」、時系列統計表 第1表「男女、年齢、学習・自己啓発・訓練の種類別行動者率の推移(10歳以上)(昭和61年~令和3年)」(2022年8月31日公表、e-Stat)。行動者・頻度・平均行動日数の定義と種類の例示は、同「用語の解説(調査票A関係)」による。割合と順番は、これらの表の人数から筆者が計算したもの。次回の調査の時期と項目は、同「令和8年社会生活基本調査の概要」による。