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同じ年に生まれた人は、いま何%いるか

ある年に日本で生まれた日本人の人数と、2025年10月1日に日本に住んでいる、同じ年に生まれた日本人の人数を比べた。

1950年生まれ(75歳)
男性66.7%・女性81.6%
1960年生まれ(65歳)
男性86.5%・女性94.0%
1975年生まれ(50歳)
男性93.9%・女性97.0%
2020年生まれ(5歳)
男性96.9%・女性97.4%

生まれた人数は人口動態統計の出生数、いまの人数は国勢調査(2025年)。年齢は2025年10月1日の満年齢(1〜9月生まれ)。死亡のほかに、海外への転出や帰国も混ざる(下の説明)。

自分の生まれ年で見る ↓

自分の生まれ年で見る

生まれ年と性別を入れると、同じ年に生まれた人で、いまも日本にいる人の数と、その年に生まれた人数に対する割合を示します。数え方の違う二つの値も並べます。1921〜2024年生まれまで。

入力何年に生まれましたか

性別
年生まれいまは例の値

西暦(1975)でも和暦(昭和50、S50、平成2)でも。1921〜2024年。

結果

例:1975年(昭和50年)生まれの日本人で、2025年10月1日に日本にいる人は、その年に日本で生まれた人数の

95.4%

生まれた人約190万人に対して、いま約181万人。

ほかの数え方では
死亡だけでたどった計算
この世代が実際に経験した各年の死亡率から
96.1%
2025年の死亡率が、生まれたときから続いていたら
簡易生命表の生存数。実際の経過ではない
97.5%

横軸は生まれ年。1944〜46年は出生数の記録が無いので、実線が切れている。

生まれた人数に対する、今いる人死亡だけでたどった計算(1947年〜)2025年の死亡率が続いたとしたら

1970年以降の生まれを拡大(縦軸は0%ではなく90%から始まり、上の図の約7倍に引き伸ばしている。線の種類は上と同じ)

1990年代後半より後の実線の山と下がりは、死亡では説明できない(死亡だけでたどった点線は100%近くのまま。2000年以降は点線と破線がほぼ重なる)。山は、国勢調査で補った値の大きさ(最大で約6%)と合う。そのあとの下がりの内訳は、この表からは出せない。

いまの人数は、国勢調査で年齢や国籍の答えが無かった人を統計的に補った値です。この世代では補った分が約2%あります。補う前の数(年齢や国籍が不詳の人を除く)で比べると93.2%になります。

2025年10月1日の満年齢は50歳(10〜12月生まれは49歳)。国籍を問わず数えると、いま日本にいる同じ年生まれの人は約185万人です。

例として、1975年生まれの日本人で、いま日本にいる人は、その年に生まれた人数の95.4%にあたります

生まれ年ごとの割合

男性・女性の列は、生まれた人数に対する、2025年10月1日に日本にいる人の割合。右の列は、2025年の死亡率が生まれたときから続いていたとしたときの、簡易生命表の値(%)。1945年は出生数が無いので、表に入れていない。

生まれ年ごとの、生まれた人数に対して2025年10月1日に日本にいる人の割合(男女別)と、2025年の死亡率が続いたとしたときの生命表の値
生まれ年
(2025年の年齢)
男性女性生命表(%)
男・女
1930年(95歳)4.8%16.3%9.3・25.2
1935年(90歳)18.3%39.6%25.7・49.6
1940年(85歳)36.8%59.5%45.8・69.2
1950年(75歳)66.7%81.6%75.5・87.9
1955年(70歳)79.2%89.7%84.1・91.9
1960年(65歳)86.5%94.0%89.7・94.4
1965年(60歳)90.9%96.0%93.2・96.1
1970年(55歳)93.0%97.8%95.5・97.2
1975年(50歳)93.9%97.0%96.9・98.1
1980年(45歳)94.7%97.3%97.8・98.6
1985年(40歳)95.0%97.1%98.4・98.9
1990年(35歳)95.9%97.5%98.7・99.1
1995年(30歳)96.6%98.6%99.0・99.3
2000年(25歳)97.9%100.2%99.3・99.4
2005年(20歳)99.2%100.8%99.5・99.6
2010年(15歳)98.0%98.0%99.6・99.7
2015年(10歳)97.5%97.9%99.7・99.7
2020年(5歳)96.9%97.4%99.7・99.8

「生存率」には、数え方が三つある

一つ目は、実際に数えた比だ。ある年に生まれた人の数は、出生の届け出から分かる。その人たちが今どれだけいるかは、5年に一度の国勢調査が数える。国勢調査2025は生まれた年月を聞いていて、結果の表は年齢ごとに生まれた月を3か月ずつに分けているので、「満50歳で1〜9月生まれ」と「満49歳で10〜12月生まれ」を足すと、1975年生まれの人がちょうど数えられる。この比には、亡くなった人のほかに、海外に住んでいる人(生きていても入らない)や、海外で生まれて日本に移った人・日本国籍を取った人(生まれた人数に入らず、いまの人数にだけ入る)が混ざる。

二つ目は、死亡だけでたどる計算だ。国立社会保障・人口問題研究所の日本版死亡データベースには、1947年からの毎年の、年齢ごとの死亡率がある。1975年に生まれた人が0歳だったのは1975年、1歳だったのは1976年、と斜めにたどり、その年その年の死亡率を掛け合わせると、移動を入れずに「何%が今も生きているか」の目安になる。筆者の計算で、同じ年の中で均等に生まれたとみなすなど、近似を含む。

三つ目が、簡易生命表の「生存数」だ。こちらは2025年の死亡率を、0歳から100歳過ぎまで一度に並べたもので、10万人が今年の死亡率のまま一生を過ごしたら、ある年齢で何人残るかを表す。平均寿命もこの表から計算される。便利な物差しだが、実際に何年に生まれた誰かの経過ではない。

並べてみて、意外だったこと

団塊の世代で比べてみる。1947年に生まれた男性は約138万人。2025年10月1日に日本にいるのは、その58.8%だ。今年の死亡率で計算した生命表なら、同じ年齢まで生きる人は68.4%になる。死亡だけでたどった計算は56.6%で、実際に数えた比のほうに近い。女性も、実際の比75.9%に対して、生命表は84.2%。

1947年生まれでは、開きは8〜10ポイントある。それより前の1930年代半ば〜1943年の生まれでも、7〜11ポイントの開きがある(この世代は引き揚げた人で実際の比が高めに出るので、本当の開きはもっと大きいかもしれない)。理由は単純で、この世代が子どもだったころの死亡率は、いまよりずっと高かった。日本版死亡データベースでは、1947年の0歳の男の子の死亡率は8.8%。2025年の簡易生命表では0.2%だ。生命表は、その時代をなかったことにして、今年の死亡率で一生をやり直す。平均寿命が延びたというニュースを、自分の世代がその年齢まで残る割合として読むと、年配の世代ほど高く見積もることになる。

若い世代では、実際の比と、死亡だけでたどった計算の上下が入れ替わる。1995年に生まれた男性で、いま日本にいるのは96.6%。死亡だけでたどった計算では98.7%が生きている。2020年生まれでも、実際の比は97.1%と、100%から3ポイントほど低い。生まれて5年で3%が亡くなるわけではない。この差は、海外に住んでいる日本人や、国勢調査で数えられなかった人などと考えられるが、内訳はこの表からは出せない。

100%を超える年もある。2005年に生まれた女性は、生まれた人数に対して100.8%が日本にいる。ただ、この世代は国勢調査で答えの無かった人が多く、統計局が年齢や国籍を補った分が約5%ある(1990年代後半〜2000年代半ばの生まれは4〜6%、それより上の世代はおおむね2〜4%、2008年以降の生まれは1%未満)。補う前の数で比べると95.8%だ。補った値の誤差か、海外で生まれて日本に来た人や日本国籍を取った人の分か、この比からは分けられない。数え方の小さな仮定ひとつで、100%の線の上にも下にも出る。

この数字が言わないこと

割合は、同じ年に生まれた人の集団で、これまでに起きたことの記録だ。自分があと何年生きるかの予測ではないし、その割合より上か下かで何かが決まるわけでもない。男女の差や世代の差には、医療や暮らしの変化、戦争、移動など多くのことが重なっていて、この表はそのどれが効いたかを示さない。

生まれた年が何を左右するかについては、中年の幸福度の谷を調べた記事で、米国の幸福度では、年齢による差より生まれた世代による差のほうが大きいという報告を読んだ。

よくある質問

この割合は「生きている人の割合」ですか?

年配の世代では近い値になりますが、同じではありません。2010年ごろより後の生まれでは、100%との差の8割から9割強は死亡ではありません(2020年生まれでは、差の約3ポイントのうち、死亡だけで数えた分は約0.2ポイント)。1980〜90年代の生まれでは、年と性別によってほぼ0から7割近くまでばらつきます。数えているのは、生まれた人数(日本で生まれた日本人)に対する、2025年10月1日に日本に住んでいる同じ年生まれの日本人の人数です。海外に住んでいる人は、生きていても入りません。反対に、海外で生まれて日本に移った人や、日本国籍を取った人は、生まれた人数には入らず、いまの人数にだけ入ります。死亡だけで数えた目安として、その世代が実際に経験した各年の死亡率を掛け合わせた値も並べています(1947年以降の生まれ)。

生命表の「生存数」と、どちらが正しいのですか?

問いが違います。簡易生命表の生存数は、2025年の年齢ごとの死亡率が、生まれたときからずっと続いたと仮定したときに、10万人のうち何人がその年齢まで生きるかを表します。実際に何年に生まれた人がどれだけ残っているかではありません。死亡率は昔ほど高かったので、年配の世代では、生命表の値は実際の割合より高く出ます。

これで、自分が何歳まで生きるかが分かりますか?

分かりません。このページの数字は、同じ年に生まれた人の集団で、これまでに起きたことの記録です。一人ひとりの寿命の予測でも、健康の判定でもありません。生命表の平均余命も、2025年の死亡率がこの先ずっと変わらないと仮定した計算で、ある人が何年生きるかを示すものではありません。

1944〜1946年生まれの割合が出ないのはなぜですか?

人口動態統計に、この3年の出生数が無いためです。戦災で資料が失われたと注記されています。いまの人数と、生命表の値は出せます。

入力した生まれ年は送信されますか?

入力した生まれ年や性別そのものは送信しません。計算はすべてブラウザの中で行い、押したボタンの文字や結果もアクセス解析に記録しない設定にしています。ただし、サイト全体で使っている解析ツールは、どのページでも画面上のクリックやマウスの位置を記録することがあり、スライダーやボタンを操作した位置から、選んだ値のおおよそが分かる場合があります。Xなどで結果を共有した場合は、生まれ年・性別と割合を含む文が共有先に渡ります。

数字はどのくらい正確ですか?

出生数は届け出の全数、いまの人数は国勢調査の全数調査なので、標本の誤差はありません。ただ国勢調査は、答えの無かった人の年齢や国籍を統計的に補った値(不詳補完値、参考表)を使っています。補う前の値では、年齢が不詳の人が約329万人いるためです。生まれ年は、年齢と出生の月(3か月ごと)から決めています。補った分は世代によって1%未満から約6%まで幅があり、とくに1990年代後半〜2000年代半ばの生まれ(2025年に10代後半〜20代)で大きいので、比を数ポイント動かしえます。道具の結果には、補う前の数で比べた値も添えています。

出典

総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」不詳補完値(参考表)第3-1表「男女、年齢(各歳)、出生の月、国籍総数か日本人別人口-全国」と、沖縄県の割合の計算に使った第2-1表「男女、年齢(各歳)、国籍総数か日本人別人口、平均年齢及び年齢中位数-全国、都道府県、21大都市、特別区、人口50万以上の市」(2026年9月29日公表、e-Stat)。不詳補完値の方法は同局「令和7年国勢調査に関する不詳補完値について」による。

厚生労働省「令和7年人口動態統計(確定数)」上巻 出生 第4.1表「年次別にみた出生数・出生率(人口千対)・出生性比及び合計特殊出生率」(2026年9月30日、e-Stat)。1943年以前の集計の範囲は、同省「日本における人口動態-外国人を含む人口動態統計-」(人口動態統計特殊報告)の表1「観察対象の範囲」による。

厚生労働省「令和7年簡易生命表」(厚生労働省ホームページ)の男女別の生存数と死亡率。

国立社会保障・人口問題研究所「日本版死亡データベース」全国 期間生命表(1歳×1年、1947〜2024年、ver.005_002、同研究所ホームページ)。死亡だけでたどった割合(1947年以降生まれ)は、この死亡率と簡易生命表の2025年の死亡率から筆者が計算したもの。

割合・人数はいずれも、上の統計を加工して筆者が計算した。

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