睡眠時間の、自分の位置
ある日に眠った時間を入れると、同じ曜日・同じ性別・同じ年代の人たちの中で、 どのあたりにいるかを示します。比べる相手は、総務省の社会生活基本調査(2021年)で 生活時間を記録した人たちです。長いか短いかの良し悪しは、言いません。
平日の睡眠 ・ 日本全体(10歳以上)
100人を睡眠の短い順に並べると、あなたは31番目あたり。
実線があなた、点線が真ん中(中央値 7時間45分)。 真ん中の半数は 6時間55分〜8時間45分。 平均はおよそ 7時間45分(表の階級から計算した目安)。
この数字が数えているもの
社会生活基本調査では、調査で指定された連続する二日間について、何をしていたかを15分単位で 書き込んでもらう。ここで比べているのは、その記録から数えた一日(0時から24時)の睡眠の合計で、 夜の睡眠に昼寝と仮眠を足したものだ。「ふだん何時間くらい眠りますか」と聞かれて答える数字とは、 測っているものが違う。
統計は、平日・土曜日・日曜日に分けて、30分刻みの人数で公表されている。週の平均にならした分布は 無いので、このページでも曜日を選んでもらっている。年齢は5歳刻みで、10歳以上が対象になる。
調査は2021年10月に行われ、新型コロナウイルスの流行が続いていた時期にあたる。通勤や外出が 減っていた分、睡眠の分布も平年とは違っていた可能性がある。次の調査は2026年10月に行われた。 その結果が公表されたら、差し替える。
分布を見て、意外だったこと
表から中央値を計算してみると(30分の刻みの中では人が均等にいると仮定した)、平日の睡眠がいちばん 短いのは、男女とも50代だった。男性は7時間20分ほど、女性は7時間をわずかに上回る程度で、 30代前半と比べると、男性で20分あまり、女性で50分ほど短い。
15〜19歳の平日の中央値は、20〜24歳より30分ほど短い。ところが日曜日になると、15〜19歳の 中央値は男女とも9時間を超え、平日より男性で1時間半ほど、女性で2時間近く長くなる。平日に削った分を週末に取り戻している、 と読みたくなる形だが、この表は一人の人を平日と日曜日で追ったものではないので、そこまでは言えない。
そして、平日に6時間未満だった人は、10歳以上の全体で約9%にとどまる。睡眠不足の話題では 「6時間未満」がよく持ち出されるが、昼寝まで含めた一日の記録で見ると、そこに入る人は1割に 満たない。もっとも、記録の上で眠っていた時間と、眠りが足りていると感じるかどうかは、別の話である。
位置が分かっても、決まらないこと
真ん中より短いからといって、眠りが足りないとは限らないし、長いからといって、眠りすぎだとも 限らない。分布はあくまで、ほかの人がどう過ごしていたかの記録であって、目標ではない。
何時間眠るべきか、という問いのほうに関心があるなら、「8時間睡眠」という目安がどこから来たのかを書いた記事がある。短く眠っても平気な体質があるのかについては、ショートスリーパーの記事で扱っている。
よくある質問
「ふだんの睡眠時間」を入れればいいですか?
できれば、特定の一日に実際に眠った時間を入れてください。比べる相手の数字は、調査で指定された日に15分単位で記録した生活時間で、昼寝や仮眠も含みます。「ふだん何時間くらい」と聞かれて答える数字とは、測り方が違います。
何時間眠るのがよいのかも分かりますか?
分かりません。このページが示すのは、ほかの人と比べた位置だけです。何時間眠るべきかは別の問いで、8時間という目安がどこから来たのかは記事で扱っています。
入力した値は送信されますか?
入力した年齢や睡眠時間の値そのものは送信しません。計算はすべてブラウザの中で行い、押したボタンの文字や結果もアクセス解析に記録しない設定にしています。ただし、サイト全体で使っている解析ツールは、どのページでも画面上のクリックやマウスの位置を記録することがあり、スライダーやボタンを操作した位置から、選んだ値のおおよそが分かる場合があります。Xなどで結果を共有した場合は、順位を含む文が共有先に渡ります。
数字はどのくらい正確ですか?
統計は30分刻みの人数で公表されているので、刻みの中では人が均等に散らばっていると仮定して計算しています。記録は15分単位なので、同じ時間を記録した人たちの真ん中にあなたを置いて順番を出しています。平均は表の階級から計算した目安で、調査が公表している平均とは少しずれることがあります。年齢は5歳刻みです。調査は2021年10月で、新型コロナウイルスの流行が続いていた時期です。
出典
総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」生活時間に関する結果、第5-3表 「曜日,男女,行動の時間階級,年齢,行動の種類別行動者数(10歳以上)-全国」(2022年8月31日公表、 e-Stat)。中央値・平均の目安・順位は、この表の人数から筆者が計算したもの。 次回の調査の時期は、総務省統計局「令和8年社会生活基本調査の概要」による(2026年10月20日現在で実施)。