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照明の色を変えたら、夜にスマホを見る時間が本当に減ったのか

照明の色を変えたら、夜にスマホを見る時間が本当に減ったのか

机の手元に暖色のスタンドを足しただけで、夜スマホを見続ける時間が減った気がする。ただし「気がする」以上のことは言えない、という留保つきの記録。

TOMOAKI··建築

作業机の周りについて、いくつか続けて書いている。今回は照明の話だ。

数年前まで、部屋の明かりは天井の白い一灯だけで済ませていた。それを、机の手元に暖色の電球色のスタンドを足しただけなのだが、変わったことが一つある。夜、画面を見続けてしまう時間が減った。理由をはっきり説明できるほど厳密に検証したわけではないが、体感としてはそうだった。

青い光と体内時計の話は、どこまで本当か

網膜には像を結ぶための視細胞とは別に、光の中の青い成分を検知して体内時計を調整する細胞があるという報告を、いくつかの解説記事で読んだ。夜に強い青白い光を浴びると、脳が「まだ昼だ」と勘違いして眠気を後ろ倒しにする、という説明も、機序としては筋が通っている。ただ、これは実験室での話であって、自分の部屋の照明を暖色に変えたところで、どこまで同じ効果が出ているのかは別問題だ。効いている気はするが、「気がする」以上のことは言えない。

照明を売る側の宣伝文句には「集中力が上がる」「睡眠の質が改善する」という言葉が当然のように並ぶ。そのすべてを疑う必要はないと思うが、鵜呑みにする理由もない。自分の場合、確実に言えるのは、寝る前にわざわざスマホの画面を明るく照らして見る気になりにくくなった、というだけの、地味な変化だ。

色の再現性という、もう一つの話

安いLED照明の下では、物の色がどこか濁って見えることがある。これは演色性と呼ばれる指標が低いためらしい。太陽光に近い光ほど、色を正確に再現できる。実際に演色性の高い電球に替えてみると、机の上の木の質感やペンの色が、心なしかはっきり見えるようになった気がした。ただこれも、単に電球が新しくなって明るくなったからそう感じただけなのか、演色性そのものの効果なのかは、自分では切り分けられない。

結局、何をやっているのか

並べてみると、やっていることは単純だ。昼間は明るい光で作業をして、夕方以降は暖色の光に切り替える。それだけのことを、わざわざ体内時計だの信号だのという言葉で説明しなくても、昔から「夜は間接照明にすると落ち着く」という程度の話として、誰もが知っていたはずだ。

照明を一種類に固定せず、時間帯によって使い分けられるようにしておく。効能を大きく言い立てるつもりはないが、それくらいの用意はしておいて損はない、という程度の話として書いておく。