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学歴・職業・働き方、同じ人は何%か

30代で、最終学歴が大学・大学院の人は44%

女性に限ると、30代は39%、50代は16%。同じ「女性の大卒の割合」が、20歳違うだけで倍以上に開く。総務省の就業構造基本調査(2022年)から、卒業した人のうちの割合として計算した。

年代と男女で比べる(大学・大学院を出た人の割合)

年代・男女別の、卒業した人のうち最終学歴が大学・大学院の人の割合
年代男女計男性女性
20〜29歳43%44%42%
30〜39歳44%49%39%
40〜49歳33%41%26%
50〜59歳27%38%16%
60〜69歳26%39%13%
70歳以上13%24%4.8%

働いていない人も含めた、卒業した人のうちの割合。在学中の人は分母に入れていない。20代は大学や大学院に在学中の人が多く、その人たちは数えていないので、割合は低めに出る。

学歴・仕事・働き方が、自分と同じ人は何%か

最終学歴、仕事の種類、働き方の3つを選ぶと、同じ性別・同じ年代の働く人の中で、3つとも同じ人が何%いるかを示します。順位や点数はつけません。

性別(比べる相手を選ぶため)
歳
最終学歴(卒業した学校。在学中ならそれを選ぶ)
働き方

働いている人全体(15歳以上)の中で

3つとも同じ人は6.8%(約447万人)。

最終学歴が大学・事務・正規の職員・従業員

最終学歴が同じ人30%
仕事の種類が同じ人22%
働き方が同じ人54%
3つを掛け算すると3.5%
3つとも同じ人(表から直接)6.8%

実際に3つとも同じ人の割合は、掛け算の約2.0倍。学歴と仕事と働き方は互いに結びついているので、別々の割合を掛け算すると、珍しさを見誤ります。

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この数字が数えているもの

就業構造基本調査は、5年おきに、15歳以上の人の働き方を聞く調査だ。2022年の調査では、全国の約54万世帯(15歳以上の世帯員で約108万人)に、10月1日現在の状況を聞いている。道具が比べている相手は、そのうち、ふだん収入を得る仕事をしている人(有業者)で、推計で約6700万人いる。

最終学歴は、卒業した学校の種類で数える。専門学校は修業年限の違う3つの区分を、短大と高専は一つにまとめた。仕事の種類は、日本標準職業分類の大分類(管理、専門・技術、事務、販売、サービスなど)で数える。働き方は、勤め先での呼び方で、正規の職員・従業員と、パート・アルバイト・派遣・契約社員などの非正規、会社などの役員、それ以外(自営業主と家族従業者)に分けた。

年齢は、表の5歳刻みを10歳の帯にまとめた。3つの組み合わせを5歳刻みで見ると、答えた人の少ない組み合わせが増えすぎるからだ。

分布を見て、意外だったこと

「自分と同じ人はどれくらいいるか」を考えるとき、つい、それぞれの割合を掛け算したくなる。大卒が3割、事務職が2割、正社員が半分なら、3つとも当てはまるのは3%くらいだろう、という具合だ。実際に表で数えると、働く人全体で、最終学歴が大学・事務・正規の職員・従業員の人は約7%いた。掛け算の倍近い。

開きは、組み合わせによってはもっと大きくなる。40代の男性で、大学を出て、管理職で、会社などの役員という人は、3つの割合を掛け算すると0.05%ほどにしかならない。ところが表から直接数えると約0.7%と、掛け算の14倍いた。働く人全体では管理職は約2%しかいないのに、会社などの役員では約3割が管理職に数えられる。その結びつきの強さが、そのままこの差になっている。もっとも、掛け算の外れ方はいつも同じ向きではなく、実際より多く見積もってしまう組み合わせもある。どちらに外れるかは、組み合わせを表で数えてみるまで分からない。

働き方の割合も、年代と男女で形がまるで違う。働く男性では、正規の職員・従業員の割合が30代の約82%を頂点に、50代でも7割を超える。働く女性では、20代の約65%から年代を追うごとに下がり、40代で非正規(約48%)が正規(約44%)を上回る。これも2022年のある時点の、別々の年代の人を並べた形で、一人の女性の働き方の移り変わりを追ったものではない。

割合が分かっても、決まらないこと

同じ組み合わせの人が少ないからといって、その道が珍しく価値がある、ということにはならないし、多いからといって、ありふれてつまらない、ということにもならない。割合は、2022年に日本で働いていた人たちが、どういう組み合わせで働いていたかの記録であって、どこを目指すべきかの地図ではない。

一つの専門に絞るべきか、という問いについては、ノーベル賞科学者の趣味の数字を検証した記事がある。趣味と仕事の掛け合わせについては、「趣味を仕事に活かす」という話の、どこまでが本当なのかで扱っている。

よくある質問

割合を掛け算しないのはなぜですか?

学歴と仕事の種類と働き方は、互いに結びついているからです。たとえば大学を出た人は事務や専門職に就く割合が高く、会社の役員は、働く人全体と比べて、管理職に数えられる割合がずっと高くなります。別々の割合を掛け算すると、こうした結びつきを無視することになり、組み合わせによって、実際より珍しく見えたり、ありふれて見えたりします。この道具は、3つを組み合わせた人数が載っている表から、割合を直接出しています。

働いていない人は比べられますか?

道具が比べている相手は、ふだん収入を得る仕事をしている人(有業者)だけです。学生のアルバイトは入りますが、仕事をしていない人は入りません。ページの上の、大学・大学院を出た人の割合の表は、働いていない人も含めた15歳以上の全員から計算しています。

順位や点数は出ないのですか?

出しません。学歴や仕事の種類に上下をつけることになるからです。このページが示すのは、同じ組み合わせの人がどれくらいいるか、という割合だけです。

入力した値は送信されますか?

選んだ学歴や仕事の種類、入力した年齢の値そのものは送信しません。計算はすべてブラウザの中で行い、押したボタンの文字や結果もアクセス解析に記録しない設定にしています。ただし、サイト全体で使っている解析ツールは、どのページでも画面上のクリックやマウスの位置を記録することがあり、ボタンを操作した位置から、選んだものが分かる場合があります。Xなどで結果を共有した場合は、選んだ性別・年代・学歴・仕事の種類・働き方と割合を含む文が共有先に渡ります。

数字はどのくらい正確ですか?

人数は約54万世帯に聞いた標本調査からの推計で、組み合わせを細かくするほど、答えた人が少なくなり、誤差が大きくなります。推計で3万人に満たない組み合わせには、その旨を表示しています。学歴が分からない人(働く人の約2%)は、学歴を含む割合の計算から外しています。調査は2022年10月です。

出典

総務省統計局「令和4年就業構造基本調査」第15表「男女、年齢、教育、職業、従業上の地位・雇用形態・起業の有無別人口(有業者)-全国」と、第2-1表「男女、年齢・教育、就業状態・仕事の主従別人口(15歳以上人口)-全国」(2023年7月21日公表、 e-Stat)。割合はすべて、表の人数から筆者が計算したもの。年齢の帯と、学歴・働き方の区分のまとめ方も筆者による。

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