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1日の歩数の平均と、自分の位置

20歳以上の1日の歩数の平均は

7,071歩

男性・女性
7,763歩・6,495歩
20〜64歳の男性・女性
8,564歩・7,287歩
65歳以上の男性・女性
6,667歩・5,429歩

厚生労働省の国民健康・栄養調査(2024年)。配られた歩数計で1日の歩数を測った値で、公表値(全国補正値)。

自分の歩数と比べる ↓

年代と男女で比べる(平均)

年代・男女別の、1日の歩数の平均(歩)
年代男女計男性女性
20〜29歳7,9928,8027,414
30〜39歳7,7238,8806,667
40〜49歳7,8978,6717,259
50〜59歳7,9548,4727,526
60〜69歳7,4048,0156,852
70歳以上5,6236,2195,140
20歳以上の全体7,0717,7636,495
20〜64歳7,8708,5647,287
65歳以上5,9896,6675,429
65〜74歳6,8147,4656,268
75歳以上5,1525,8444,589

単位は歩/日。厚生労働省の公表値。20〜64歳から下の4行は、同じ人を別の年齢の区切りで集計した再掲。

自分の歩数は、同じ年代の中でどのあたりか

ふだんの1日の歩数を入れると、同じ性別・同じ年代の100人の中で、少ない順に何番目あたりかを示します(両端のあたりでは見出しに番号を出さず、調査の範囲の外の値には順番を出しません)。多いか少ないかの良し悪しは、言いません。

入力1日に、何歩くらい歩いていますか

性別
歳空欄なら20歳以上の全年代

歩いまは例の値

スマホや歩数計の、日曜・祝日を除いたふだんの日の値。調査は、配った歩数計で測った1日の値です。

結果

例:1日5,000歩の場合。20歳以上の全体の100人を、歩数の少ない順に並べると

28番目あたり

例より少ない人が約28人、多い人が約72人(仮定した形の上で)。分布の形を正規分布と仮定すると、少ない順に100人中25番目あたり。調査は平均と標準偏差しか出していないので、順番は形の仮定しだいで動く。

20歳以上の全体の平均は7,071歩、標準偏差は3,141歩(集計した人数 13,537人)。

下の図は調査で数えた分布ではない。平均と標準偏差から仮定した形(ガンマ分布)を、500歩ずつ区切って描いたもの。

例 5,000歩平均 7,071歩

棒は仮定した形(数えた人数ではない)例より少ない人それ以外平均

例として、1日5,000歩は、20歳以上の全体の100人中、少ない順に28番目あたり。正規分布を仮定すると、少ない順に100人中25番目あたり。

この数字が数えているもの

国民健康・栄養調査は、厚生労働省が国勢調査の区域から選んだ地区の世帯に、食事と体と生活習慣を聞く調査だ。2024年は、全国473地区の世帯が対象になった。歩数は20歳以上が対象で、調査員が三次元加速度センサー式の歩数計を前もって配り、日曜日と祝日を除く1日の歩数を、本人が調査票に書き込む。2024年の調査は10〜11月に行われた。

調査票には、歩数の欄の隣に「朝起きてから寝るまで、ほぼずっと着けていましたか(入浴、水泳中などを除く)」という問いがある。2024年の表は、注によると、「歩数計を1日装着していなかった者」と、100歩未満・5万歩以上の人を除いて集計している。この問いに「いいえ」と答えた人を指すと読めるが、表と報告書は定義を書いていない。歩数を測った20歳以上は14,442人、表に入ったのは13,537人だった。

2024年は、都道府県ごとの結果を出すために、ふだんの年より多くの世帯を調べた年でもある。全国の平均は、ふだんの年と比べられるように、都道府県ごとの世帯数の違いを重みで直した「全国補正値」で出ている。年齢の構成は直していない。表に入った人の約35%が70歳以上で、20歳以上の全体の平均7,071歩は、この年齢の構成のまま計算した値だ。人口の年齢構成に合わせて直した値(年齢調整値)は7,231歩になる。

手元のスマホの歩数は、持ち歩いていない時間の歩数を数えない。家の中や職場で机に置いている時間の長い人ほど、同じ1日でも、スマホの値は調査の測り方より少なめに出ている可能性がある。

平均と、真ん中の人は違う

公表されているのは、平均と標準偏差(ばらつきの大きさ)だけで、何歩の人が何人いたかという分布は出ていない。そこで順番は、分布の形を仮定して計算している。

歩数は0より少なくならず、たくさん歩く人の側に長い裾を引く。同じ調査の2017年の表に、手がかりがあった。60歳以上で筋肉量を測った人の歩数は、男性の平均が6,026歩に対して中央値(真ん中の人)が5,315歩、女性は平均5,251歩に対して中央値4,793歩で、どちらも真ん中の人は平均より少ない側にいた。平均と標準偏差が同じになる形をいくつか当てはめると、左右対称の正規分布では、この中央値より少ない人が43〜45%になり、半分から外れる。右に裾を引くガンマ分布では52〜53%で、より近かった。この道具は、ガンマ分布を仮定している。

この仮定で計算すると、20歳以上の全体で平均の7,071歩より少ない人は約56%、真ん中の人は6,610歩あたりになる。平均ちょうど歩いている人は、真ん中より少し上にいることになる。ただし、2017年の表は60歳以上だけで、集計から外す人の決め方も2024年とは違う。形の仮定で順番がどれくらい動くかを見えるように、道具には正規分布を仮定した場合の順番も並べた。

表を読んで、意外だったこと

2023年の同じ表では、20歳以上の平均は6,112歩、標準偏差は4,172歩だった。2024年は7,071歩と3,141歩。1年で平均が約960歩増え、ばらつきは4分の3ほどに縮んだように見える。

ところが、表の注を並べると、集計の決め方が変わっている(2024年は世帯を増やした年で、全国の値も重みで直した全国補正値だが、こちらはふだんの年と比べられるようにするための重みだ)。2023年までの表(2017・2019・2022・2023年を確かめた)の注が除くと書いているのは、100歩未満と5万歩以上の人だけで、歩数計を着けていなかった人を除くという記載はない。2024年の表の注は、1日装着していなかった人も除いたと書いている。これが装着の問いに「いいえ」と答えた人のことなら、着けていない時間のある人の少ない歩数が抜けるので、平均は上がり、ばらつきは縮む向きに働くと考えられる(その日まったく着けなかった人だけを指すなら、多くはもともと100歩未満で除かれていたと考えられ、影響は小さいはずだ)。1年の増え方のうち、どれだけが歩く量の変化で、どれだけが数え方の変化なのかは、公表された表からは切り分けられない。

健康日本21(第三次)は、1日の歩数の平均(年齢調整値)7,100歩を目標値に置いている。2024年の調査は、この計画の基準の値(ベースライン値)を得ることも目的にしていた。その2024年の年齢調整値は7,231歩で、数字の上では目標を超えている。ただし、この比較にも同じ数え方の違いがかかっている。2023年の年齢調整値は6,394歩で、年齢を直すときの基準の人口も、2023年までは2010年の国勢調査、2024年は2020年の国勢調査と替わっている。

年代の並びにも、ひとつ引っかかる形がある。男性の平均は20代から50代まで8,472〜8,880歩で横ばいに近く、60代で8,015歩、70歳以上で6,219歩に下がる。女性は、20代の7,414歩から30代で6,667歩に下がり、40代7,259歩、50代7,526歩と戻る。30代で一度下がる形は2023年の表にもあった(20代6,516歩、30代6,160歩、40代7,172歩)。2022年はほぼ横ばい(20代6,417歩、30代6,383歩)で、2019年の表にはなかった。人数と標準偏差から、人を無作為に選んだとみなして粗く見積もると、2024年の20代と30代の差は誤差だけでは説明しにくい大きさになる。ただ、この調査は地区を選んでその中の世帯を調べるので、本当の誤差はその見積もりより大きいはずで、表だけでは確かめきれない。理由も、表からは分からない。

位置が分かっても、決まらないこと

少ない順で前のほうにいるからといって、体に悪いと決まるわけではないし、後ろのほうにいるからといって、足りているとも限らない。仕事が座りどおしか立ちどおしか、自転車や泳ぎのように歩数に出ない動きがどれだけあるかで、同じ歩数の意味は変わる。この道具は、そのどれも見ていない。分布は、ほかの人がある1日に何歩歩いたかの記録であって、目標ではない。

歩数と健康の関係を調べた研究については、健康にいい趣味が何に効くのかを、追跡研究から読んだ記事で、歩数と死亡リスクの統合分析と、それが観察研究であることの留保を読んでいる。

よくある質問

スマホの歩数と比べてもいいですか?

比べられますが、ずれる向きがあります。調査では、配られた歩数計を1日着けて測り、朝起きてから寝るまで(入浴や水泳のときを除いて)ほぼずっと着けていたかも答えます。2024年の表の注によると、「歩数計を1日装着していなかった者」は集計から外れています。スマホは、家の中や職場で机に置いているあいだの歩数を数えないので、同じ1日でも調査の値より少なく出やすいと考えられます。腕時計型などほかの機器も、数え方が機種や着け方で違うので、調査の値とのずれは一概に言えません。

休みの日の歩数を入れてもいいですか?

調査の日は、日曜日と祝日を除いた1日です。平日と土曜日の値と比べることになるので、日曜日の歩数を入れると、比べる相手とずれます。1週間の平均を入れる場合も、日曜日が混ざる分だけずれます。

1日1万歩以上歩く人は、どのくらいいますか?

調査は、1万歩以上の人の割合を出していません。平均と標準偏差から形を仮定して計算すると、20歳以上の全体では約17%(正規分布を仮定すると約18%)。仮定から出した数で、数えた割合ではありません。

入力した値は送信されますか?

入力した歩数や年齢の値そのものは送信しません。計算はすべてブラウザの中で行い、押したボタンの文字や結果もアクセス解析に記録しない設定にしています。ただし、サイト全体で使っている解析ツールは、どのページでも画面上のクリックやマウスの位置を記録することがあり、スライダーやボタンを操作した位置から、選んだ値のおおよそが分かる場合があります。Xなどで結果を共有した場合は、順番と、選んだ性別・年代を含む文が共有先に渡ります。

数字はどのくらい正確ですか?

平均と標準偏差は、厚生労働省の公表値をそのまま出しています。順番は、公表されていない分布の形を仮定して計算したもので、仮定を正規分布に変えると、最大で7番ほど動きます。また、約1万3千人の測定から出した値で、年代と性別を分けると1組あたり約400〜2,600人になり、平均そのものにも誤差があります。調査の日は2024年10〜11月の1日だけで、季節や天気による違いは入っていません。

出典

厚生労働省「令和6年国民健康・栄養調査報告」第2部 第44表「歩数の平均値及び標準偏差-年齢階級別,人数,平均値,標準偏差-全国補正値,総数・男性・女性,20歳以上」(厚生労働省、統計表は e-Stat で2026年9月11日公開)。平均と標準偏差は公表値。順番・真ん中の人・1万歩以上の割合は、平均と標準偏差からガンマ分布を仮定して筆者が計算したもの。調査の方法、全国補正値、集計した人数は同報告の「調査の概要」、健康日本21(第三次)の目標値と年齢調整値は「結果の概要」第5章による。

厚生労働省「令和5年国民健康・栄養調査」第62表「歩数の平均値及び標準偏差」(e-Stat、2025年4月30日公開)。2023年の平均・標準偏差・年齢調整値と、集計から除いた人の決め方。

厚生労働省「平成29年国民健康・栄養調査」第104表の1「骨格筋指数の分布別,歩数の平均値,標準偏差,中央値」(e-Stat)。60歳以上の歩数の平均と中央値。分布の形の確かめに使った。同じ年の第96表「歩数の平均値の年次推移」の注(2012年以降は100歩未満・5万歩以上を除外)。

集計から除いた人の決め方は、令和元年(第61表)・令和4年(第62表)の表の注でも確かめた。

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