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古タオルをどこまで使い続けるか
「いつか雑巾にしよう」と溜め込んだ古タオル。捨て時の見極めと、煮洗いでもう一度使える状態に戻す方法について。
「まだ使えるから、いつか雑巾にしよう」と言いながら、一度も使わないまま棚の奥に積み上がっていく古タオルがある。以前、そうやって二十枚近く溜め込んだことがあるが、結局湿気でカビ臭くなり、一枚も使わずに全部捨てる羽目になった。ものを大切にしているつもりで、決断を先送りにしていただけだった。
まず、見極める
すべての古タオルが救う価値を持つわけではない。パイルが倒れてゴワゴワしていても、繊維がしっかりしていて嫌な臭いがないものは、もう一度使える。逆に薄くなって向こうが透けて見えるものは、ウエスとして使い切ってそのまま処分すればいい。黒ずみや生乾き臭が取れないものは、無理に洗おうとせず手放す方が早い。
煮洗いという手間
繊維の奥に皮脂や洗剤カスが溜まったタオルは、通常の洗濯(四十度以下)では溶けきらない汚れを抱えている。鍋に湯を張り、粉石けんと酸素系漂白剤を溶かして弱火で二十分ほど煮ると、湯が茶色く濁ってくる。それがタオルに溜まっていたものだ。よく濯いで天日に干すと、ゴワつきはそのままでも、驚くほど軽く清潔な状態に戻る。アルミ鍋は変色するので避けた方がいい。
そのあとの使い道
煮洗いを終えたタオルは、床拭き用のワイパーに合う大きさに切って使うくらいが、自分にとってはちょうどいい落としどころだった。パイルの構造が細かいホコリまで絡め取ってくれるし、汚れたら裏返して、最後はたたきや玄関周りを拭いて捨てれば終わる。凝ったリメイクを考えるより、こういう地味な使い方の方が、結局は続く。
「もったいない」で溜め込むより、使い切って手放す方が気が楽だ。タオルボックスの中身は、そのくらいの距離感で見ておくのがちょうどいいのかもしれない。
