趣味
2025

「クレジットカード一枚分」を疑う——プラスチックを減らすという遠回りな趣味
プラスチックを減らす行為から環境負荷という建前を外すと、何が残るのか。クレジットカード一枚分のマイクロプラスチック、モラルライセンシング、二十社の生産量——数字を追いながら、素材を選び直すという行為の実質を確かめる。

「癒やし」という言葉を使わずに、自然観察について書いてみる
森を歩いたり鳥の声を聞き分けたりすることで実際に何が変わるのかを、大仰な言葉を使わずに、自分が経験した範囲で書き出してみる。

捨ててしまう前に。古いものから生まれるアップサイクルの手仕事
ジャムの空き瓶は水耕栽培の器に、色褪せたリネンのシャツは鉢植えを吊るすハンギングバスケットに。捨てる前に価値を足す「アップサイクル」という考え方と、身近な4つの作り替え方。

「エシカルな趣味」は、買うことから始まっている
環境に配慮した消費が、なぜか配慮そのものを目減りさせることがある。モラル・ライセンシングとグリーンウォッシュの心理学から、「エシカルな趣味」というジャンルの成り立ちを問い直す。

日記が三日で終わるのは完璧主義のせい、という通説を2007年のメタ分析は否定している
日記が三日で終わる原因を「完璧主義だから」で片づける自己診断は、たいてい何かを言い当てた気にさせてくれる。だが完璧主義は一枚岩の性格特性ではなく、その中身によって先延ばしを強めもすれば弱めもする。多次元的完璧主義の研究をたどると、犯人捜しの単純さがまず崩れていく。

朝に日記を書くと変わるのは、頭が冴えるからではなく鈍るからかもしれない
夜の日記が反省に偏り、朝の日記はなぜか違う調子になる。「寝起きの脳は素直」という説明を、概日リズム・意志力・個人差の研究に照らして検証すると、朝が特別な理由は思っていたのとは違う場所にありそうだった。

日記が続かない、について
日記が続かない理由の多くは、根性や几帳面さの問題ではなく、書き方に勝手な正解を課していることにある。完璧主義を手放し、書かない日も含めて続ける方法を考えてみる。

AIで写真の外側を描き足すことについて
生成塗りつぶしで古い写真の枠の外を描き足す機能を試してみて、それが「記憶を補完している」と言えるのか、それとも単に見た目を書き換えているだけなのか、迷った話。

庭に置かれた古い雑貨が、何かを語っているように見える理由
錆びたランタンや古びたフェンス。ガーデニング雑貨の歴史をたどりながら、それが単なる装飾以上に見えてしまう理由を考える。

鉢や道具の手入れは、結局どこまでやる価値があるのか
テラコッタは乾拭き、金属は防錆、木は年に一度のオイル。ガーデニング道具の手入れについて、実際にやってみて続いたものと続かなかったものを分けて書く。

玄関、庭、ベランダに植物を置くとき、結局何を間違えるか
見た目の配置ばかり気にして、日照や風という条件を後回しにすると、たいてい失敗する。ガーデニングの記事にありがちな黄金比やAI診断の話を外して、実際に効く部分だけを書く。

鉢の素材で、育て方は変わるのか
テラコッタの表面に白い粉(エフロレッセンス)が浮くのを、汚れと見るか味と見るか。素材ごとの癖と、「大きな鉢ほど良い」とは限らない鉢選びの目安について。

プランターと、完璧に育てようとしないという選択
バジルを一週間で枯らした経験から。「家庭菜園でストレスが下がる」という話は出典を辿れないことが多いと断った上で、プラスチック・テラコッタ・木、三つの素材の癖とすのこDIYの作り方をまとめる。

空間と時間を編集する「プランター・ガーデニング」、という視点
豪華に茂ったペチュニアを一晩で枯らしたことがある。原因は水のやりすぎではなく「風通し」だった。そこから見えてきた、季節の花・ハーブ選びと、土と水の地味な力学について。

植木鉢は、ただの容器ではない
長方形の直線、ブリキの経年変化、陶器の重み。プランターの素材と形が、暮らしにどんな違いをもたらすかを考えてみる。

玄関・庭・ベランダのプランターは、置き場所で性質が変わる
底穴のない鉢に直接植えて、根腐れさせたことがある。テラコッタ・レジン・木・ファイバークレイ・金属、5つの素材の癖と、直径30cmという鉢選びの目安を場所ごとに整理する。

日本の湿気の中で、ドライガーデンをやるということ
アガベやユッカが苦手なのは乾燥ではなく、日本の梅雨の多湿だ。地面を20〜30cm盛って高植えにするという、見た目のセンスより先にある地味な排水設計の話。

「変な趣味」が自己肯定感にいいという話について
突飛な趣味は自己肯定感を高める、とよく言われる。ただし「誰かの実話」のような体験談は疑ってかかったほうがいい場合もある。自己決定理論という実在する心理学から、この主張の中身を考える。

飽和した日常に風穴を——「異質な趣味」という名の思考実験
退屈な単純作業を15分こなした人の方が、その後の創造性テストで高いスコアを出した、という実験がある。効率からもっとも遠い場所に置かれた、七つのささやかな実践について。

瞑想が続かないのは、効果を求めるからかもしれない
瞑想は効果を求めるほど続かなくなる。その逆説を、皮肉過程理論とメタ分析の中身から確かめる。