2026

そのウエストは、誰の体のために保管されているのか
体形が変わって合わなくなったズボンを、直すか、手放すか、そのまま吊るしておくか。この判断の難しさの正体は生地の伸縮ではなく、自分がどの「自分」を信じているかという、もっと厄介な場所にあるらしい。
リメイク
焚き火で穴が開いたジャケットを、買い替える前に
レインウェアが水を弾かなくなったとき、落ちているのは「防水性」ではなく「撥水性」だという話。自宅でできる範囲の補修と、その境目について。
リメイク
古タオルをどこまで使い続けるか
「いつか雑巾にしよう」と溜め込んだ古タオル。捨て時の見極めと、煮洗いでもう一度使える状態に戻す方法について。
リメイク
傷ついた革を、休日に少しずつ直す
クローゼットの奥にしまい込んでいた革製品を、自分の手で手入れしてみた記録。うまくいったことと、取り返しがつかなかった失敗について。
修復
繕いを隠さない、という奇妙な選択
襟が擦り切れたシャツをどう直すか迷ったとき、無意識に選んでいたのは「気づかれない直し方」だった。なぜ人は繕いを隠したがるのか——ぼろ、刺し子、金継ぎの伝説を辿りながら、修理を見せることの居心地の悪さと、そこに宿るシグナルの正体を考える。
リメイク
デニムをリメイクして、ミシンとは戦わないことにした
古着屋で奮発したヴィンテージデニムを自己流でカットして失敗した経験から、縫わずに済ませるデニムの活かし方をいくつか試してみた記録。
リメイク
趣味が続かないのは、選び方を間違えているだけかもしれない
「自分に合うもの」を選んだつもりの趣味が、なぜか長続きしない。職業選びのために作られた性格理論を趣味に当てはめてみると、見立ての精度そのものに意外な限界があることが見えてくる。
収集
料理に「ひとつまみ」という変数は存在しない。
「ひとつまみ」という曖昧な単位を、塩分濃度で言い換えてみる。0.9%という体液に近い濃度、パスタの茹で汁の1.2%、調味料ごとの塩分換算まで、量ることについて考えてみる。
料理
コレクションの失敗は、なぜか捨てられない
偽物、ジャンク、高値掴み。コレクターなら一度は通る失敗について、なぜ賢いはずの大人が引っかかるのか、そして失敗したモノをどう扱うかを考えてみる。
収集
収集癖は「才能」なのか——個人差の心理学から見るコレクターの正体
同じように物を集めていても、性格特性も、遺伝的な下地も、人によってかなり違う。双子研究が示す遺伝率、コレクターのパーソナリティ、強迫的購買障害との境界線から、収集という行為の個人差を追ってみる。
収集
台座ひとつで、モノの見え方は変わる
集めることと、飾ることは別のスキルらしい。台座、余白、光。「置かれ方」だけでモノの印象が変わる理由を考えてみる。
収集
『使い捨てる』と『長く使う』、その分かれ目はどこか
同じように見えるモノの購入でも、消費して終わるものと、直しながら何十年も使うものがある。その違いは値段でも憧れでもなく、修理という一点にあるのではないか、という話。
収集
孤立しないコレクション。家族とどう共存するか
「結婚するならこれ全部処分して」と言われた経験のある人へ。家族がコレクションを嫌う理由は、美意識の違いではなく、生活空間への圧迫感と使ったお金の不透明さにあるらしい。
収集
引き出し一段で完結する、小さな収集
部屋の広さを言い訳に趣味を諦める前に。ルーペ一つで覗く極小の世界について。
収集
道具の手入れを、儀式と呼ばずに書いてみる
革や金属の手入れを「儀式」と呼ぶ記事はよくあるが、心理学が定義する儀式とは、道具の手入れとはむしろ噛み合わない代物だ。手を動かす時間の正体を、統制感・自動化・労力の正当化という三つの研究から解体する。
収集
趣味が続かない理由は「動機」のズレ? 没頭を生む3つのタイプと、余白の選び方
趣味が続かないのは、意志が弱いからではない。収集・没入・自己研鑽——満たしたい動機がどれに近いかで、続く余白は変わる。記事の終わりに、6つの問いで数えるだけの診断も置いてある。
趣味
静寂と残響を巡る旅。寂れた温泉地に見出す、美学としての余白
pH2.48の岳温泉、8キロを40分かけて下る引き湯管、標高1100メートルの燕温泉——五つの寂れた温泉地を、地理と泉質の記録とともに歩いた。
春
聴く、余白。ラジオ・ポッドキャストの「声」の距離感で見つける新しい自分
人気順ではなく、「聴き終わったあと考えが変わっているか」を基準に選んだラジオ・ポッドキャストを、ジャンル別に並べた。アルゴリズムのおすすめには出てこない番組ばかりだ。
ラジオ
東京の「音」が消える場所 — 静寂の質感を巡る都市の再発見
維持協力金500円の明治神宮御苑、デパート7階に隠れた吉祥寺美術館——東京に散らばる7つの静かな場所を、音の手ざわりで歩いた。
修復
「今、何が流行っているか」を趣味選びの参考にしていいのか
検索数やSNSの投稿数で趣味を「これから来る」「もう定着した」と分類したくなる衝動について、その分類が実際には何も教えてくれないのではないかという疑いを書く。
趣味