記事一覧

孤立しないコレクション。家族とどう共存するか
100組の夫婦の喧嘩日誌では、お金の喧嘩は回数で5〜6番目だった。それでも、ほかの話題より持ち越されやすかった。家族がコレクションを嫌う理由を、物の量と並んで「見えなさ」から考え直す。

引き出し一段で完結する、小さな収集
部屋の広さを言い訳に趣味を諦める前に。ルーペ一つで覗く極小の世界について。

道具の手入れを、儀式と呼ばずに書いてみる
革や金属の手入れを「儀式」と呼ぶ記事はよくあるが、心理学が定義する儀式とは、道具の手入れとはむしろ噛み合わない代物だ。手を動かす時間の正体を、統制感・自動化・労力の正当化という三つの研究から解体する。

趣味が続かない理由は「動機」のズレ? 没頭を生む3つのタイプと、余白の選び方
趣味が続かないのは、意志が弱いからではない。収集・没入・自己研鑽——満たしたい動機がどれに近いかで、続く余白は変わる。記事の終わりに、6つの問いで数えるだけの診断も置いてある。

岳温泉、客は4割減、物悲しさはない。
福島県の岳温泉に三泊した。入込客は2010年の約六割、県全体は震災前を上回ったのに。人の少なさ、商売っ気のなさ、昭和の残骸、手入れの続く管。研究と資料で確かめられたこと、そうでないことを分けて書く。

聴く、余白。ラジオ・ポッドキャストの「声」の距離感で見つける新しい自分
人気順ではなく、「聴き終わったあと考えが変わっているか」を基準に選んだラジオ・ポッドキャストを、ジャンル別に並べた。おすすめに頼らず、自分で選んだ番組ばかりだ。

「今、何が流行っているか」を趣味選びの参考にしていいのか
検索数やSNSの投稿数で趣味を「これから来る」「もう定着した」と分類したくなる衝動について、その分類が実際には何も教えてくれないのではないかという疑いを書く。

趣味診断について、実際にやっていることを説明する
「あなたの深層心理を読み取る」という宣伝文句を取り下げた後、診断というジャンルそのものを疑ってみる。ForerからMBTI、血液型性格判断、占星術の二重盲検試験まで、当てはまった感覚の正体を辿る。

「贅沢な不便さ」と言いたくなるときに疑っておきたいこと
フィルムカメラのダイヤルを回す手応えを「贅沢な不便さ」と呼ぶ言説を、不便益の研究、効果ヒューリスティック、そして「切断できることは特権である」という指摘から検証する。

何かを集めるという趣味について
鉱石でも古書でも万年筆でもいい。何かを集め始めるとき、実際に何を選んでいるのか。診断で決めるものではない気がする、という話。

「資産になる趣味」という言い方について
機械式時計やヴィンテージカメラを「資産にもなるコレクション」として語る記事をよく見かけるが、その言い方がどこまで実態を反映しているのか、疑わしく思う点を書く。

集めたものを、ゴミに見せないための余白
棚に詰め込んだコレクションが、なぜか雑多に見えてくる。飾り方を変えてみて気づいた、余白の役割について。

なぜ大人は「無意味なもの」に惹かれるのか
「集めてどうするの」という問いに、収集は単なる消費行動ではないと思う。心理学的な報酬の話や、ため込みとキュレーションの違いから、収集という趣味について考えてみる。

秘境に行かなくても、休める場所はあるかもしれない
心身をリセットするには遠くの温泉地や長期休暇が要る、という思い込みを疑ってみる。銭湯やホテルのデイユース、感覚を遮断できる部屋のような、都市の中にすでにある設備について考えた。
「情報の密度」という言い訳
高い日用品を選ぶ理由を説明しようとすると、つい大仰な言葉に頼りたくなる。その言い訳を疑いながら、実際に長く使えているものだけを書き出してみる。

贈り物が「宿題」になる瞬間について
センスのいいプレゼントとは、相手の生活を乱さない小さな働きかけのことだ。ギフトが「宿題」に変わる境目がどこにあるのか、探す手間を引き受けるという視点から考える。

「ソロキャンプの次」を探す前に、飽きの正体をばらしてみる
ソロキャンプに飽きたとき、失ったのは何だったのか。自己決定理論の「自律」は独立とは別物で、難問で自信を揺さぶられた群では自分で組み立てたい人が58%(易問の群は33%)。次の手段を四つ、メリットとデメリットで並べる。

手を動かす趣味に、何を期待しているのか
「物理世界の主権を取り戻す」という説明を面白いとは思うが、実際に手を動かしているときに考えているのは、結果がその場でわかることへの単純な安心感だ。

仕事に役立たない勉強を、それでも続けている理由
夕焼けが赤いのは、光が通過する大気の距離が長くなるからだと知っても、美しさが増すわけではない。ただ見え方は変わる。リスキリングという言葉に追われる中で、役に立たない学びを続けている理由。

「一生モノ」を見分ける、地味な着眼点
高いから、有名ブランドだから一生使えるわけではない。壊れたときに自分で直せるかどうかという、もっと退屈な基準について。