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中学生の半数は平日3時間以上自由、趣味探しに足りないものは
中学生の趣味を探すとき、足りないのは時間ではなく行き先かもしれない。NHKの調査、図書館や部活の制度、男子・女子で一覧を分けない理由をたどり、そのあと、続く趣味の見分け方まで。

子供が寝たあとの自由時間は、なぜ休息になりにくいのか
寝かしつけのあとの数十分に、好きだったことへ手が伸びないことがある。量が足りないだけなのか。育児期の時間が休息になりにくい理由を、母になることで人がどう変わるかの研究と、時間の使われ方の研究の両方から考える。

曲がった道の由来を知ると「必然だった」と感じてしまうのはなぜか
運河の跡だとわかった曲がり道を、古地図で確かめる。その満足感の正体を、後知恵バイアスとナラティブ記憶の研究から疑ってみる。

かっこいい特技を選ぶ前に、高校生の趣味と特技の分かれ目
かっこよさを調べた研究から、かっこいい特技を選ぶときの三つの型を考える。そのあと、ご褒美が興味を削いだ幼児の実験と、「趣味」の語がない履歴書の様式例をたどって、趣味と特技の分かれ目まで。

パソコンでできる趣味。ゲーム時間と幸福の関連は小さい
パソコンでできることを、見る・聴く、遊ぶ、作る、コードを書く、学ぶの五つに分けて、向き不向きを並べる。ネット利用者でパソコンを使う人は53.2%。遊んだ時間の長さと気分の関係は、38,935人の追跡でもほぼゼロだった。

「私」の時間をどう使うか
家事や育児を担う人にとって「自分の時間」がなぜ確保しにくく、確保できても罪悪感を伴うのか。メンタルロード研究や時間貧困論、余暇の質の男女差から考える。

花を趣味に——押し花からガーデニングまで、落ち着きの正体
花の趣味には、押し花からベランダガーデニングまで幅がある。花を眺めると落ち着くという話にはたいてい出典がない。その落ち着きの正体を探る。

100円の材料で作る人が買っているのは、安さだけではなかった
100均の利用調査で、重視点の最多は品揃え、利用理由の上位は価格だった。プロスペクト理論、制約と創造性、IKEA効果を原典にたどると、千円と百円の痛みは理論の上では金額の差ほど開かず、安さの効果は実験でも割れていた。

30代、記録できるかで趣味を選ぶと楽しさは減るか
30〜34歳の平日に趣味をした人は23%で、した人の平均は3時間超。測ると楽しさが下がるという実験の数字を開き、反対側の証拠と並べて、記録で趣味を選ぶことの意味を考える。

クリエイティブな趣味とは。作ることと消費することの境目
日常の創造性という定義と、大学生を1週間追った調査で答えた回の約2割が「いま創造的なことをしている」だったこと。始め方の四つの型を見たうえで、作る側に回れば幸せになるのかを、研究の数字でたどる。

趣味を年代や性別で仕分けることについて
「20代に人気」「女性に多い」という趣味ランキングの仕分けは、統計的にどこまで正しいのか。性差研究とコホート効果の知見から、年代・性別で趣味を語る作法そのものを検討する。

一人の運動は、集団の運動より効かないのか
一人で体を動かすことは、集団で運動するより効果が薄いのか。ボルダリング、フォトウォーク、低山ハイキング、ヨガのような一人の運動を、心理学の研究をもとに検証する。

「没頭度:非常に高い」の内訳を疑う
すり替えた顔写真に、その場で気づかれたのは354回のうち46回。多くの場面で、参加者は選んでいない写真の理由をよどみなく語った。没頭度スコアが何を測るかを、自己申告と行動ログの限界から読み直す。

「健康にいい趣味」は何に効くのか。日本の4.8万人の追跡から
健康的な趣味の「健康」は、何を指すのか。65歳以上の4.8万人の追跡では、体を動かす活動や集まって行う活動をしている人は死亡のリスクが低く、文化的な活動や一人の活動では有意な関連が出なかった。

ハンドメイドの趣味は、種類より先に「下手な時期」で選ぶ——自作が63%高く見える愛着の条件
ハンドメイドを始める初心者へ。種類を選ぶ前に、下手な時期の中身を研究から考える。自作が高く見える効果は、完成させなかった場合にははっきり弱まる。手芸の行動者率は11人に1人にすぎず、45分の美術制作でコルチゾールが下がらなかった人も、約4人に1人いた。

友達になるまでの時間は、50時間とも94時間とも言われる
趣味の場で友達を作るのに何時間かかるのか。知人がカジュアルな友人になるまでの時間は、大学の発表で約50時間、論文の成人の調査で94時間。自己開示、接触、弱い紐帯の研究から、趣味の場の仕組みと限界を読む。

道具のいらない暇つぶしは、制約ひとつで変わる
道具のいらない暇つぶしを、たいていの人は気まずく感じる。その気まずさの正体を、白昼夢と退屈をめぐる研究から辿ってみる。答えは「何もしなくていい」でも「何かで埋めろ」でもなく、もう少し込み入っている。

グルメ巡りとは何か、趣味にすると食べ歩きと何が違うのか
グルメ巡りという言葉を辞書で確かめ、趣味として始める三つの型の得と損を並べる。そのうえで、味覚訓練と満腹感、ながら食べの研究から、食べ歩きと趣味の差を考える。

冬の趣味と季節性感情障害——光と寒さ、研究はどこまで言えるか
冬の趣味を、光・体・寒さ・手の四つの入口から考える。散歩、ヨガ、寒中水泳、編み物を、研究がどこまで支えているかとともに比べる。北緯69度の調査では、精神的な苦痛に有意な季節差は出ず、冬に増えていたのは眠れないという訴えだった。

一人の時間を持て余すとき、何が起きているのか
「一人の時間に何をするか」の手前には、孤独と孤立の違い、退屈が持つ機能、内向型をめぐる思い込みなど、活動の選択より先に効いている条件がある。心理学の実験を辿りながら、その手前にある構造を検討する。