2026

強酸性の湯とアルカリの湯、肌には何が起きているのか
pH2の強酸性泉とpH10近いアルカリ性泉、両極端な温泉が肌に与える作用を、興奮せずに追ってみる。角質を落とす酸と、肌をぬるつかせるアルカリ。どちらも「浄化」ではなく、ただの化学反応だ。
趣味
移動時間を削ることが、必ずしも得だとは限らない理由
新幹線で最短ルートを選んだはずなのに、着いた瞬間もまだ頭は仕事のことを考えている。あえて時間のかかる移動を選んだときの方が、切り替えがうまくいくことがあるのはなぜなのか。
趣味
秘境の温泉に「効能」を期待しすぎていないか
電波の届かない山奥の温泉に行くと、たしかに何かがリセットされたような感覚がある。ただ、それがどこまで実感で、どこまで思い込みなのかを、一度正直に考えてみる。
趣味
台所で「なんとなく」をやめてみた
塩は量って入れる。冷蔵庫は使う順に並べる。味噌は勝手に発酵する。自炊を巡って自分が変えたのは、それくらいのことだった。
料理
皿の上の余白と、味についての言葉
盛り付けや写真の撮り方を少し変えただけで、同じ料理がおいしく感じられることがある。それが何を意味しているのか、まだうまく整理できずにいる。
料理
「効率化」という言葉を使わずに、冷蔵庫の中身とどう付き合うか
献立を「サプライチェーン」と呼び替えても、実際に楽になるのは何なのか。ビジネス用語を外して、食材の在庫とどう付き合っているかを一度、素直に書き出してみる。
趣味
モノを直すことが、なぜ気持ちの支えになるのか
壊れたら買い替える、直せなければ諦める。そういう生活の中で、自分の手でモノを直すという行為が、静かに自己信頼を立て直しているのではないかという話。
趣味
塩を量ってから、味付けを考えるようになった
塩は0.8パーセント、火は140度。数字で計るようになってから、感覚だけで作っていた頃には気づかなかったことがあった。メイラード反応を知っても料理が好きな理由は変わらないが、迷いは減った。
趣味
マシュマロ実験の神話と、発酵という待つしかない時間
「待てる子は成功する」というマシュマロ実験の神話は、追試でほぼ崩れている。それでも台所でぬか床をかき混ぜる手が止まらないのはなぜか、待つことの心理学を発酵から考える。
趣味
「直感」より精度を。10万円の包丁より、1万円の温度計という考え方
10万円の包丁は指を綺麗に切ってくれるだけだが、精密な計量器や温度計は、料理の失敗をいくらか減らしてくれる。キッチンの道具選びについて考えてみる。
趣味
「美味しそう」という予感を、少し疑ってみる。――ステーキを物理法則で焼くための手順
焼き加減を運任せにしないための手順を考える。厚みの選び方、0.8%という塩分の目安、余熱を見込んだ52℃での加熱停止、そして休ませることの意味まで。勘ではなく、温度と塩分の物理的な反応にそって焼く。
趣味
包丁を研いでいる間だけ、頭が静かになる理由
単純作業が思考を鎮めるという体感を、注意資源の奪い合いという地味な仕組みから検証する。禅的な説明にも、脳の一部が沈黙するという説明にも、そのまま乗らずに。
趣味
収集とためこみ症を分けているのは、「選別」だけだ
切手、レコード、鉱石――集める対象は人それぞれでも、その衝動の裏にある仕組みには共通点がある。統制欲求、拡張自己、ホーディングとの境界線。収集という趣味を、研究の手がかりから読み解く。
趣味
「何でもいい」をやめるために、自分の中に4つの棚を作った話
選択肢が増えるほど、なぜか決めるのが億劫になる。心理学でいう決断疲れを手がかりに、自分の活動を4つの軸で仕分けてみた記録。誰かに勧める話ではなく、単なる整理の記録として。
趣味
下手の横好きについて
評価やスコアに囲まれた日常の中で、あえて下手な自分をさらけ出す趣味には何が起きているのか。ユングのシャドウ、フロー理論、神経可塑性の話を借りながら考えてみる。
趣味
分解できる道具と、できない道具について
中身が見えない一体成型のプロダクトと、ネジを外せば構造がわかる道具。どちらに長く付き合っているかを振り返ってみる。
趣味
ミッドライフ・クライシスと、趣味の再定義
40代前後で感じる名前のつかない虚無感は、若さの喪失というより、社会的役割の下に隠れていた自分への合図なのかもしれない。ユングやエリクソンの視点を借りながら、かつての情熱と今の経験をどう重ねられるか考える。
趣味
非効率という贅沢——アナログの摩擦が思考を取り戻す
デジタルの世界には手応えがない。万年筆、レコード、フィルムカメラ、土いじり——あえて不便さを選ぶことで何が変わるのか、注意回復理論や身体性認知の話を借りながら考えてみる。
趣味
「趣味を仕事に活かす」という話の、どこまでが本当なのか
離れた趣味を掛け合わせれば市場価値が上がる、という話をよく見かける。数字の上では筋が通って見えるその理屈を、少し疑ってみる。
趣味
会社の肩書きが揺らいだとき、それ以外の居場所はあるか
仕事の役割だけにアイデンティティを預けることの危うさについて。ニッチな趣味のコミュニティが持つ、損得抜きの繋がりを考えてみる。
趣味